子供にピアノを習わせている親なら「うちの子、楽譜をちゃんと読めているのかな?」と一度は感じたことがあると思います。
うちの子供もそうですが、小さい頃からピアノを習い始めた子供ほど耳が良いですし、楽譜を読む前に聞いて覚えてしまったり、子供の曲は短いので数回弾いているうちに覚えてしまうんですよね。そうすると、本当に楽譜や音符が読めているのか、暗記して弾いているのかの判断がなかなかつかないものです。
今回は譜読というより、とりあえず音符を読めるようになるグッズを紹介したいと思います。
音符が読めるようになるグッズ。フラッシュカード
とにかく何度も反復することで、反射的に覚えさせてしまう方法としてフラッシュカードがあります。
学研プラス みんなだいすき 加線の音がふえたおおきなサイズのおんぷカード(丸子あかね/尾田瑞季) 3200004757
パッと目で見て反射的にどの音かが答えられるようになるだけでも、だいぶ助かることになりますし、上の音符カードはほぼ一般的に使われる音域を網羅しているのでいいですよね。
もちろん音符がわかるだけでは演奏が上手くなるわけではないですが、音符がわかるスピードが上がれば楽譜を読む時間が節約され、弾くための練習時間が増える=上達が早くなると思います。
音符カードもいろんなタイプが出ているのですが、例えば下の音符カードはドレミ(イタリア読み)のほかに、日本読み(ハニホヘ)、ドイツ読み(ツェーデーエー)などの他に、鍵盤のどの位置に該当するのかも一目でわかるようになっています。
音符カード (おんぷカード)88枚+音階カード12枚 しおん会音楽出版
音符を読めることも大事ですが、同時にその音符が鍵盤のどの位置を示しているのかもとっても大切ですよね。
音符カードは、男の子が喜びそうなポケモンのカードもありますし、より目の印象に残りやすそうな大きいサイズのカードなど、いろいろ発売されています。
ヤマハの幼児向けのキャラクターぷっぷるの音符カードもあるので、信頼のヤマハブランドといった意味ではぷっぷるのカードを選んでも良いかもしれませんね。
ポケモンおんぷカード―ポケモンといっしょ!!楽しく音符を覚えちゃおう!!
学研プラス みんなだいすき おおきなサイズのおんぷカード(丸子あかね/尾田瑞季) 3200001698
五線譜にひたすら音符を書かせてみる
ここからは「ひたすら書いて覚える」方式となりますが、親が言った音符や実際に鍵盤で弾いた音符をひたすら書いてみるという方法があります。
個人的にはこれが1番良い方法だと思っています。
まずは単音を実際に鍵盤や楽器で鳴らし、子供に聴いた音を書きとらせてみます。
クイズみたいな感じで、家族みんなでやってみるもの面白いと思います。
慣れてきたら同時に2つの音を鳴らしたり、「ドレド」などの短いフレーズを弾いてみるのもいいですよね。だんだんと一つ一つの音の長さを変えたりしていくうちに、音符の読み書きだけでなく、楽譜が書けるようになりますし、聴音(音、音楽を聞いてどの音か判断する)、採譜(聴いた音、音楽を楽譜に書きとる)もできるようになるという1番良い方法だと思います。
はじめはキャラクターものの楽譜を使うと子供も喜びます。
音楽ドリルやプリントを解いてみる
手作りでも十分可能ですが、五線譜に実際に音符を書いてどの音かを解かせるのをひたすら繰り返す方法です。逆に「ド、ソ、シ」などと音階を書いて置いて、音符を書かせる方法もありですよね。
とにかく反復してやることが大切なので、問題を作るのが大変な場合は市販のドリルを購入するのも一つの方法だと思います。
子供向けには下のタイプのドリル、
大人向けにはこのドリルなどが活用しやすいかなと思います。
大人の音楽ドリル 実践 楽譜がよめる! 大人のための音楽ワーク ドリル
楽譜だけでなく、音楽の知識、楽典、もっと深い話になると歴史や文化的背景も音楽には必要になったりしますが、教材の良いところはとりあえず一通り網羅されていることにあると思います。問題を実際にパパやママが作っていると時間がかかるので、足りないところは補えば良いのでまずは一通り市販のドリルをこなすというのもありですよね。
私も最初は五線譜に手書きで問題を作っていたのですが、だんだんと面倒くさくなってしまい、今回市販のドリルを購入してみました。実際に使ってみた感想は次回に紹介しますが、個人的には市販ドリルはおすすめです。